バイリンガル育児の意義

6歳2ヶ月

一昨日より、わたしの両親とSmileとでクルーズ旅行に来ています。去年は姉親子も一緒だったので甥っ子も一緒でしたが、今回はSmileのみ。

遊ぶ相手がいなくて寂しいかなと思いきや、キッズ・アクティビティも充実していて、クルーの皆さんにもたくさん相手してもらって楽しそうに過ごしています。

去年のクルーズ旅行でも色んなクルーの方と話しましたが、今回も船内で行く先々で クルーの方と話す機会があります。

日本人の乗客が多いので、皆んな最初は日本語で接客してくれるのですが、わたしとSmileが英語を話すことが分かると途端に人懐こく英語で話しかけてきます。

今朝も、レストランで何回か接客をしてくれた女性とSmileとの会話が何とも可笑しかったです。

  • P:Aww. You’re so cute. Can you stay with me after the trip? (本当に可愛いわねぇ。旅行のあと、わたしと一緒にいてくれる?)
  • Smile: 《苦笑い》
  • P: Please? I’ll give you a pickled plum and apple juice everyday.(梅干しとりんごジュース毎日あげるわよ)
  • Smile: Okay…(わかった・・・)
  • P: Oh my god. She said, “Okay.” She’s so sweet. Your mom and dad can pick you up in Yokohama, okay?(「わかった」だって。なんて優しいのかしら。お父さんとお母さんは横浜で迎えにきてくれるから、ね?)

大人は冗談だと分かっているので笑っていましたが、Smileは「え?本気で言ってるの?」といった表情だったので それがまた可笑しかったです。

そんなSmileを見ていて感じるのは 「たくましいなぁ」ということ。

わたしがいてもいなくても こうやって誰かとコミュニケーションを取ろうとするというのは、彼女の性格も もちろん大きく関係していますが、

英語や異質のものに対する壁がないからかなと感じます。

バイリンガル育児をしていてよかったと感じるのは、まさにこんな場面のとき。

英語の本をどれだけ読んだかとか、どれだけ流暢に話せるかとか、そんなことよりも、

日本語でも英語でも、違う文化背景の人とコミュニケーションを取ろうとする姿を見たときに バイリンガル育児の意義を感じます。

高い英語力があるからと言って、コミュニケーション力もある訳ではありません。

だからバイリンガル育児でも意識しているのは、日本語でも英語でも、相手との会話のキャッチボールをきちんと出来るようになること。

これは、動画やゲームでは育てられる力ではないので、動画漬けやゲーム漬けが危険だと思うのは こういった、コミュニケーション力が育ちにくいという点。

コミュニケーション力が高い低いというのは、小さい頃から どんな経験をして どんな対人関係を持ってきたか、そういうのが大きく関係するのではないかと思っています。

普段は買うことのないシリアルを食べられて 大興奮のSmile。