6歳1ヶ月。
少し前にアメブロで、わたしにとってバイリンガル育児とは何かを書いたのですが(関連記事 ★)、
他の方のブログで紹介されていた記事が興味深かったので、こちらで考えをまとめてみたいと思います。
『日本の親が気付けない「子供をバイリンガルに育てたい」の危険性』
という記事で、アメリカ在住の方が書いたもののようです。
タイトル通り、日本でバイリンガルを育てたいと考えている親に対して「待った!」をかけるような内容です。
確かに、日本で暮らす子どもにバイリンガル育児あるいは教育をすることは簡単なことではありません。時間もかかります。
特に小学校での英語教育のことを考えると、この筆者が主張することで共感できる部分はあります。
乳幼児期から始めるバイリンガル育児の場合も、
誤った方向性のやり方だったり、日本語に触れる時間が圧倒的に少ないという、極端に偏ったバイリンガル育児をするのは、危険が伴うし、
バイリンガル育児のゴールが、高い英語力を付けることや英語がペラペラになることだけだったら、
筆者の言うように「教育者や保護者の慎重なサポートと相当のコミットメントが必要」なため、ここまで続けようとは思っていなかったし、これからも続けようとは思わないかもしれません。
それでも、乳児期からバイリンガル育児をしてきたのは なぜか?
それは小さい頃から2言語で育てることで、思考に幅を持たせ、多角的な見方をして欲しいと思っているから。
そして単一の文化を持つだけでなく、英語を通して他の文化を垣間みることで多様性を受け入れる柔軟性を身に付けて欲しいから。
日本語や日本文化に触れさせないわけではなく、それらを土台として、
両言語を使って 自分を取り巻く世界を多角的に見れるようになることに意味があるのではないかなと思っています。
Smileは日本に住み、日本の教育を受けます。だから日本語が危うくなるようなバイリンガル育児はしていません。
当然、筆者の言うように「二つの言語を完全に習得」させようとも思っていないし、そうすることは、それこそ 子どもに負担をかけること。
日本語で教育を受けるのだから、日本語が伸びるのは自然なこと。
英語の伸びが、ある時期に緩やかになるのも自然なこと。
英語は本人が大きくなって自分で伸ばしたいと思ってくれたら、それでいいかなと思っているので、今は「英語を自分の言語」と思ってくれるように環境を整えているだけ。
「強要」しているわけでもなく、日々の生活の一部になっているだけなのかな と。
そして筆者の書いているような、「英語ができると何がトクか」なんてことは、Smileは微塵も思ったことはないのではないでしょうか。
損得なんていうことは子どもに説明する必要はなく、「英語で本を読むことが楽しい」とか「英語の歌は楽しい」とか、子どもに「楽しい」と感じてもらう。
その環境を親や教育者は整えるだけでいいと思うのです。
お友達が貸してくれたポケモンの本を夢中で読むSmile。