音を認識する力を育てる

 

音韻認識を育てる

フォニックスを導入する時に大事になるのが音韻認識力。音の塊がどんな音でできているのか、どんな音で始まるか、などが感覚的に分かる力です。

 

娘も、フォニックス導入時期は、遊びを通して音への意識を高めることを沢山しました。外出先でもよくやったのが英語のしり取り。

 

バスや電車の待ち時間、駅までの道すがら、歩きながらやっていたのをよく覚えています。

 

このしり取り、意外と難しくて、娘も最初は手こずっていたのですが、私が娘とやっていたのは、2段階あって、言語成長に合わせて、使い分けていました。

 

音のしり取り(初級編)

比較的、易しめのしり取りは、音にフォーカスしてするしり取り。

 

 

最初の人がtent、次の人がtop、pudding→glass...という風に続けます。

 

この場合は、終わった「音」で次の言葉を繋げます。なので、cakeなどサイレントeがお尻にある単語は、/k/で終わることになるので、

 

次の人はkangarooなど、/k/から始まる言葉を繋げます。

 

音のしり取り(中級編)

一通り、フォニックスが入り、マジックeのルールも入ったあたりでやっていたしり取りは、上のように音でやるものではなく、綴りでやるしり取り。

 

最初のcakeは、終わりの音は/k/ですが、綴りはeで終わります。なので、次の人は、eから始まるelephant。

 

tapeもeで終わるので、egg。eggは/g/の音で終わっていますが、綴りはgなので、ソフトgの音で始まる単語でもオーケー(elephant→tape→egg→ginger)。

 

こんな風に、書く時に忘れがちなサイレントeに意識を向けるのにとても役立ちました。

 

昨年暮れ、山下桂世子先生の『音あそび』ワークショップに参加させていただき、何となく遊びで取り入れていた遊びを、子供たちに分かりやすくどう体系的に取り入れるかを学ばせていただき

 

それを今、監修中のフォニックス・レッスンに落とし込んでいるところです。