「特別」って呼ばないで

4歳4ヶ月。

以前、娘には、多様性を受け入れ 異文化を理解する柔軟性を身につけてほしいと書きましたが、これは英語を話すことよりも大切だと考えています。

英語が話せたり学校の勉強が出来ても、お友達を傷つけるようなことを言ったり 差別的な考え方をするようでは 意味がないと考えています。

そういうこともあり、Smileが英語を話すようになった頃から気をつけていたのは、娘が英語を話すことは「普通のこと」だし、話さなくても「普通」なのだと分かってもらうこと。

英語を話すことは、決して「特別」なことだと思って欲しくなかったからです。

そして数週間前。注文していた絵本 ”Don’t Call Me Special: A First Look at Disability(特別って呼ばないで:障害について知る)”が届いたので一緒に読みました。

この絵本には、車椅子に乗っている女の子が登場します。女の子は、自分のことを「特別」扱いしてほしくない。車椅子に乗っている以外、他のお友達と何ら変わりないから。

タイトル"Don't Call Me Special"を読んだところで、娘が"Why?(どうして)"と聞いてきました。

娘は「特別」と言われることが嬉しいから、女の子が特別扱いされたくない理由が ピンとこないのかもしれません。

でも、以前も書きましたが、特別視されて嬉しい違いと、嬉しくない違いがあります。この絵本を読むと、他の子と違うところがあっても その違いをきちんと理解すれば 自分と さして変わらない ということが伝わってきます。

この先 人と比べたり 比べられたりすることも出て来るかもしれません。でも 外見や点数など、目で見える違いだけに囚われるのではなく、

「違い」を その人の個性として 受け入れる柔軟性も身につけて欲しいなぁと感じます。