音読の効果

5歳6ヶ月。

Smileがチャプターブックを読み始めてから 数ヶ月になりますが、黙読はまだ出来ないので、音読で一冊を読み切ります。

70ページほどの本を一冊まるまる声に出して読むので、「喉も疲れるだろうになぁ」とも思いますが、本人は特に苦に思っていないようです。

そしてこの数ヶ月で、Smileのスピーキングに変化が。

日々のインタラクティブなインプット量は特に増えている訳ではないのに、前よりも使う語彙が増えているのです。

考えられるのは、やはり毎日の音読。

今 読んでいるのは、お友達に借りたThe Magic Tree House シリーズですが、会話が多いのでSmileも読みやすく、使える語彙が少しずつ増えていっているようです。

The Magic Tree House Library: Books 1-28

大人のクラスでも、毎回 必ず生徒さんに音読してもらうくらい、音読を大切にしているのですが、身近なところで効果を再確認。

英語のスキルを大きく分けると4技能(speaking/ writing/ listening/ reading)。

リーディングやリスニングのようなスキルは受信型スキル

スピーキングやライティングは発信型スキルと言われていますが、音読は特に発信型スキルを伸ばすのに必要と考えています。

口に出して読めない単語は、スピーキングでも使えないからです。

裏を返せば、口周りの筋肉に覚えさせた言葉は、スピーキングでもすんなり出てくるということ。それが定着すれば、もちろんライティングでも使えるようになると感じています。

もちろん、受験英語といった、発信型スキルをそこまで必要としない場面では、音読の必要性は低いかもしれません。

でも、Smileが黙読ができるようになっても音読の習慣は続けて欲しいのは、「使える知識」として身に付く効果があると考えているからです。

大学院時代も「多読」のことについて勉強しましたが、何とも奥が深い。

どこでも音読。最近は少し小声になってきました。