インターではない プリスクール

4歳3ヶ月。

Smileがプリスクールに通っていると言うと、「インターナショナル・スクールなの?」と よく聞かれます。

そうすると、説明が長くなるので答えに なかなか困ります。

今 通っているプリスクールの特徴を簡単に箇条書きにすると、こんな感じになります。

  1. 親参加型である
  2. モンテッソーリのカリキュラムを組んでいる
  3. 多国籍である
  4. 使用言語は、日英 両言語
  5. 英語の上達が目的ではない

【1.親参加型である】

預ける日数のうち、三分の一は、お母さんもメインティーチャーと一緒に「先生」として子どもたちの面倒をみます。

朝9時から2時まで、公園での外遊びから、モンテッソーリのお仕事、クラフトなど、全て一緒にやります。

残りの三分の二は、drop off(預ける)できて、その日は他のお当番のお母さんが みてくれます。

そのため、プリスクールの方針を理解し、お母さん同士 信頼関係を築くことも必要となります。

【2.モンテッソーリのカリキュラム】

子ども達が3歳になる少し前から、モンテッソーリのお仕事が始まります。

感覚教育、言語教育、算数教育、文化教育を子ども達にしていきます。子どもの発育に合わせてカリキュラムが作られているので、一人一人、内容が異なります。

そのため、お当番のお母さんは、その日に担当する子どもの教育内容を勉強しておかないといけません。

【3.多国籍である】

日本人もいますが、両親がアメリカ人、お父さんがアメリカ人、お母さんがスウェーデン人など、文化・言語背景が異なる子どもが集まっています。

【4.使用言語は、日本語と英語】

日本語を話さない子に対しては、英語で接することが多いですが、英語の発話がまだない子どもに対しては、両言語を使います。

子ども達も、相手や遊ぶ時間帯によって、英語と日本語を使い分けているという感じです。

【5.英語の上達が目的ではない】

このプリスクールが作られたのは、もともと「お母さんが育児を一人で抱え込まずに、村全体で子ども達を育てたい」というメインティーチャーの想いから(過去の記事『Cooperative Preschoolとの出会い』)。

言語習得が目的ではなく、子どもの自立を促し、社会性を育てることの方が重要視されます。

そのため、英語を意識的に使うということは特にしません。

英語を話さない子どもに対しては、プリスクールでの生活に慣れてもらうように、意識して英語で接する時間もありますが、注意したり、叱ったりする時は、まずは日本語で。その子と向き合うことの方が大切だからです。そして、徐々に英語を増やしていくという感じです。

【インターとは少し異なる】

こういう点で、Smileのプリスクールは、インターナショナル・プリスクールとは少し違います。

もちろん、Smileの英語が安定したのは、プリスクールの影響も少しはあります。でも通っている日数は、2歳までは週1回、3歳までは週2回、今も週3回。

プリスクールに行っても、一日 日本語で過ごす日もあるので、実際に英語に触れている時間は そこまで多くありません。

母親の負担も大きいです。それでも プリスクールに通いたいと思うのは、Smileのためだけでなく、親として学ぶべき点が多いから。

モンテッソーリの考え方に触れ、色んな育児への考え方を知り、色んな子どもと接する中で、Smileへの接し方を知る。

そういう意味で、母親である わたしがSmileと どう接したらいいかを学ぶ場でもあるのかな、と感じます。

 

来年から幼稚園に行くお友達の お別れパーティ。この日は 日本語の日でした。