3歳3ヶ月。
ここ1ヶ月の間で、Smileが副詞をちょこちょこと文に混ぜるようになり、認知能力的にも少しずつ複雑な様態や時間軸を理解するようになってきたのかなと感じます。
まず初めに「おや?」とビックリしたのは、"already"を使い出したとき。ちょうど1ヶ月前くらいのことです。
【主語と副詞だけ】
- わたし:Let's go to the bathroom before we leave.(帰る前にトイレに行こうか)
- Smile: I already!
- わたし:You already did?(もうトイレ行ったの?)
- Smile: I already did!(もう行ったもん!)
主語とalreadyだけの文が一ヶ月ほど続いたのですが、昨日、朝ご飯を食べているときに少しだけ変化が。
【副詞の位置】
- わたし:いただきます
- Smile: いただきます。《パンにパターを塗りながら》I like butter always.(いつもバターが好き)
- わたし:You always like butter?(いつもバターが好きなの?)
- Smile: I like always butter.(いつもバターが好き)
最初の文では、"always"は文尾に来ていますが、訂正すると、今度はlikeの後にalwaysが来てしまっています。
副詞が文尾に来ている理由として考えられるのは、Smileの中で、文頭と文尾に来る副詞が、より突出した特徴(salient)として残っていたかもということ。そのため、Smileの中でovergeneralization(言語ルールを適用範囲外に当てはめる)をした可能性もあります。たとえば、
- Can you walk slowly?
- We're going to school today.
- Tomorrow, we're having a playdate with your friends.
never、always、sometimesなど、文中で副詞を用いることもあったのですが、Smileの中ではまだ突出した特徴でないのかもしれません。
本当だったら、likeは状態を表す動詞なので、alwaysを使わず"I like butter."の方が自然ですが、Smileの中で、「いつも好き!」と強調したかったのかもしれません。
もしくは、Smileの好きな"Love You Forever"という絵本の中にある、"I'll love you for always(いつまでもずっと大好きよ)"という一節が耳に残っていたのかもしれません。
いずれにしても、こんな風に発話に間違いがあると、成長のサインを見つけたような気持ちになり嬉しくなります。