3歳0ヶ月。
Smileの英語が定着するまでは、家の中でも外でも英語で話すことが多かったですが、お話が上手になってきた2歳半ぐらいからは、外では日本語を使うことが多くなりました。
電車やバス、公共の場がSmileにとっての日本語の実践の場です。
練習相手となってくれるのは、おじいちゃんやおばあちゃん、そして隣に座って話しかけてきてくれる方々。
(時には鬱陶しいほど)積極的なSmileに対して優しく答えてくださる方たちに、内心申し訳ないと思いながら、わたしは有難い気持ちで、横で見守ります。
- Smile: 《横におばあちゃんがいるのをすかさず見つけ》おばあちゃーん!こんにちは。
- おばあちゃん: こんにちは。えらいね。ちゃんとご挨拶できるの。
- Smile: うん!ねぇねぇ、これ見て!《お気に入りの犬のぬいぐるみを出す》
- おばあちゃん: あら、わんちゃん?
- Smile: うん!ぺこちゃん!
- おばあちゃん: ぺこちゃんって言うの?
- Smile: 《問いには答えず、おばあちゃんの手首の包帯を見て》ねぇねぇ、これ何?
- おばあちゃん: 《何のことか分からず》ん?どれ?
- Smile: あの、手の…
- わたし: 《Smileの耳元で》白いの
- Smile: 白いの
- おばあちゃん: これね。おばあちゃん、怪我しちゃったの
- Smile: なんで?
- おばあちゃん: お嬢ちゃんも怪我しないようにね?
- わたし: 《Smileの耳元で》おばあちゃん、怪我しちゃったんだって。大丈夫?
- Smile: 大丈夫?
- おばあちゃん: 大丈夫よ。ありがとうね。
- Smile: 元気でね
日本語が出てこないときは、わたしが耳元で教えますが、基本的には会話にあまり加わらず、聞いているだけです。
年配の方と話すと、ゆっくり話してくれるし、表現が分かりやすく響きも優しいので、Smileにとっては最高の言葉の先生です。
たまに、迷惑なほどに話しかけてしまうので、たしなめもしますが、果敢に自分から色んな人に話しかけていくSmileが頼もしくもあり、うらやましくあります。