「みんなと同じ」でなくてもいい

5歳8ヶ月。

バイリンガル育児で一番大切にしていることは、「多様性を受け入れる柔軟さ」と何度か書いてきました(過去の記事『多様性と異文化理解』)。

その中でも、自分と「異なる存在」を受け入れる寛容さであったり、排他的にならないこと(inclusive)は特に意識してきました。

今 Smileを見ていても、そういった寛容さは身に付いているなぁと感じることも増えました。

そして今度は、次のステップである「自分は自分」という強さもそろそろ意識していかなければと思っています。

来年の4月には小学校に入り、親の目の届かないところで過ごす時間が増えます。

そこで、Smileが 友達を傷つけるようなことはしなくても、

される側だったり、弱い立場に立たされることも出てくるかもしれません。

そんな中で、「自分は自分。友達は友達。お友達と全て同じでなくていいんだ」という感覚を持てる強さが身に付けばいいなぁ と思っています。

下は数日前にプリスクール帰り、Smileとしたやり取り。

  • Smile: B laughed at me that I didn't know Tic Tac Toe....(◯×ゲームのこと知らないって、Bちゃんがわたしのこと笑った)
  • わたし:Oh....Why don't you practice it with me?(そっか…。わたしと練習すればいいんじゃない?)
  • Smile: 《泣きそうになりながら》But she laughed at me. (でもBちゃん、わたしのこと笑った)
  • わたし:So you're sad because she laughed at you that you didn't know about the game?(じゃあ、そのゲームのこと知らないって笑われたのが悲しいの?)
  • Smile: Yeah...(うん)
  • わたし:I didn't know what Tic Tac Toe was at your age?(お母さんもSmileくらいのときは◯×ゲームのことなんて知らなかったよ)
  • Smile: You didn't?(知らなかったの?)
  • わたし:No. Smile, if there is something you don't know but your friend does, you can just ask her to teach you how to do it or what it is. Everybody's different, so there may be some things your friends know better than you do. But at the same time, there are things you know better than your friends do.(知らなかったよ。あのさ、もし知らないことがあれば、お友達にどうやるのかとか、それが何なのか聞けばいいんじゃない?みんな違うんだから、お友達の方が詳しいことがあるかもしれないし、Smileの方がよく知ってることもあるんじゃないかな)
  • Smile: Okay.(うん)

たまたま英語で話してきたので、英語で返しましたが、日本語でもきちんと話したい内容でした。

Smileは、差別されたり、いじめられたりといった経験は まだありません。でも もしそういう状況になったら、それを流せる強さだったり、きちんと主張する強さも持っていて欲しい。

小学校に入るまであと9ヶ月。

そういった面も含めた多様性を大切に していきたいと改めて感じています。

赤ちゃんの頃からの プリスクール友達。姉妹のように喧嘩しながらも 仲良しです。