4歳10ヶ月。
4歳になったばかりの頃、エレベーター内にある点字(Braille)や、駅のホーム上や道路上にある点字ブロック(Braille blocks)は 何のためにあるのか Smileに聞かれたことがありました(過去の記事『ヘレン・ケラー』)。
その時は点字のことについて少し話をしたのですが、先週、駅のホームを歩いていたときに、また気になった様子のSmile。
- Smile: Why are there yellow lines?(なんで黄色い線があるの?)
- わたし:To let people with poor eyesight know where to walk and to stop?(どこを歩いたらいいか、どこで止まったらいいか知らせるためかな?)
- Smile: 《線上の突起を指して》Why is it like this?(どうして こんななの?)
- わたし:You mean, these bumps?(この突起のこと?)
- Smile: Yes.(うん)
- わたし:Hmm. That's a good question. I think, by walking on these bumps with a stick, they know where they are walking? (うーん。いい質問だね。この突起の上を歩くと、どこを歩いているか分かるからかな。)
ここまで話したときに、「なるほど、なんで色んな種類の黄色い線があるのだろう」とわたしも気になり、
ホームで Smileと一緒に調べることに。
正式名称は「視覚障害者誘導用ブロック(tactile paving)」と言って、1960年代に日本で開発されたのだそう。
長方形の突起は「歩く方向」を表し、丸い突起は「その線を超えると危険、止まれ」ということを知らせるのだそうです。
なるほど確かに、ホームの淵手前や、階段・エスカレーター手前には 丸い突起の黄色い線。
黄色い線の存在は 知っていても、どこに どのような線があるのかは意識したことがありませんでした。
つい最近も、目の見えない男性が駅ホームから転落する事故がありましたが、一部の人からしてみれば 命に関わるくらい重要なことなのに、
日頃、意識せずに見過ごしてしまっていたのだなぁ、と反省。
国籍や人種の違いだけが異文化ではありません。自分と少し違う環境にいる人たち、違う考えを持っている人たちのことを知ることも 異文化理解だと思っています。
こういう身の回りのことも Smileと一緒に勉強していきたい。
Smileに聞かれて わたしも障害について考えるきっかけをもらえました(過去の記事『多様性と異文化理解』)。
先週末、新幹線に乗る前の写真。
毎日 毎日 質問の嵐。でもこうして気づきを与えてくれる存在でもあります。