おうち英語 vs. おうち日本語

4歳10ヶ月。

先週、姉たちと合流してから 1週間ほど 生活を共にしているSmileと いとこのSくん。

わたしは旅行中、Smileに対して 8割くらいを英語で。その流れで Sくんにも英語になることが多かったです。

姉は、SくんとSmileに対して 日本語 9割。

そして SmileとSくんはと言えば、言語の切替えで 力関係が動的に変わったりして とても面白い(過去の記事『動的なバイリンガル育児』)。

Smileにとって 使いやすい言葉は日本語。

英語でも 十分に自分の気持ちを表現できますが、日本語のときは、Sくんに対して 気が強く 偉そう。

Sくんは、英語の方が使いやすい言葉のようです。日本語のときは 英語を話すときのような勢いが 少しなくなる感じ。

対して 英語のときは、急に口が達者になり、Smileを言い負かす勢いが出てきます。

下の音声は2人で会話している様子です。

近所のパン屋でお昼ご飯を食べようかと提案したところ、下のように返ってきました。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=l5mhouxiauE&w=560&h=315]

  • わたし:No? Where do you wanna have lunch?(やだ?どこで食べたい?)
  • Smile: Here.(ここ)
  • わたし:Here?
  • Smile: Yes.(うん)
  • わたし:You don't want to go out?(ここで?出掛けたくないの?)
  • Smile: I don't want to go out because it's brutally hot.(出掛けたくない。だって、ものすごい暑いもん)
  • Sくん:Yeah. Too hot for us and the dinosaurs.(うん。ぼくたちと恐竜たちにとって暑すぎだよ)
  • Smile: No. It's....not dinosaurs.(ちがうよ。恐竜じゃないよ)
  • Sくん:Oh....the dinosaurs died....after all.(じゃあ、結局 恐竜は死んじゃったんだ)
  • わたし:《2人の会話が可笑しくて吹き出す》はい。食べてくださーい。
  • Sくん:Do English.(英語で話して)
  • わたし:Why?(どうして?)
  • Sくん:Because I can't speak Japanese that much.(だって、日本語そこまで話せないもん)
  • わたし:No.You speak Japanese so well. Very well actually.(うん。上手に話せるよ。とても上手だよ)
  • Smile: 《お椀に描かれているウサギと亀を見ながら》こんにちは。うさぎさん
  • みんな:《笑う》
  • Smile:《ロボットの口調で》こんにちは。うさぎさん
  • わたし:《ロボットの口調で》Are you a robot?(ロボットですか?)
  • Smile: 《ロボットの口調で》Yes. I am.(はい、そうです)
  • Sくん:She's silly.(Smileちゃん、変だね)
  • わたし:《Sくんに対して》Are you finished?(食べ終わった?)
  • Sくん:No.(ううん)
  • わたし:You're not that hungry?(そんなにお腹空いてない?)
  • Sくん:I'm that hungry.(空いてる)
  • Smile: I ate it all. ごちそうさまでした。(全部食べたよ。ごちそうさまでした)

おうち英語と おうち日本語。

お友達とも また違う、ときにはライバルのような2人。その関係性も 言語が切り替わる度に変わるので 面白い。

競うようにスーツケースを引いて歩く2人。