待つ

3歳2ヶ月。

Smileのプリスクールでは、「待つ」ことはとても重要なことで、2歳に満たない子でも、待つことを練習します。

例えば、ランチタイム。皆んなそれぞれ、自分の棚からランチバッグを出して、トレーにお弁当を出します。

皆んなテンポも集中度もそれぞれなので、早く準備ができて食べる準備が出来ても、お友達を待って、一緒に「いただきます」をします。

最初は、待てなくて先に食べてしまう子、泣いて癇癪を起こしてしまう子もいますが、1、2ヶ月も練習すれば、皆んな待つことが上手になります。

一度、お弁当を忘れた子がいて、その子のお母さんがお弁当を持ってくるまで、20分以上皆んなで待っていたことがあります。

お弁当箱が空いた状態で、しかも食べたい気持ちでいっぱいなのに、2歳から4歳の子供たちが椅子にちゃんと座って、お友達のお弁当が届くまで待っている光景は、感慨深いものがありました。

先日は、そんな風に待つことが上手になったSmileに諭される出来事がありました。

わたしの両親が、健康診断のために近くに来るから夕食を一緒にどうかと言ってくれたのですが、約束の時間にレストランに入り待っていたら、「遅れる」とのメッセージが。

健診で時間がかかるとのことで、待っている間、本を読んだり、カードゲームをしたりしていたのですが、1時間以上経ったところでSmileも段々飽きてきて、わたしも待ちくたびれてきました。

  • Smile: Where's grandpa and grandma?(グランパとグランマは?)
  • わたし: They're having a checkup. And it's taking much time. But mommy's getting tired of waiting. Do you want to start before they come? (健診を受けていて、時間がかかってるんだよ。でもお母さん待ちくたびれたから、先に食べ始める?)
  • Smile: 《涙目になり》Noooo! I wanna wait.(やだ!待ちたいの)
  • わたし: But it's getting late and might take a little longer.(でももう遅いし、もう少し時間がかかるかもしれないよ)
  • Smile: 《わたしを諭すように》It's okay, mommy. They're gonna come. Let's eat dinner together. (大丈夫よ。来るよ。一緒にご飯食べよう)

結局、レストランの座敷で1時間半、わたしよりうんと上手に待てたのはSmileの方でした。

3歳になってから、Smileに叱られたり諭されたりすることも増えてきて、わたしも肩をすくめることが多くなってきました。