英語ネイティヴの親の苦労

6歳1ヶ月。

今週末は、大学院時代、ハワイで苦楽を共にした友人Fと家族で会ってきました。

Fとはハワイ大学付属の語学学校で、一緒に働いていたり、大学院では同じクラスを取ったりと、何かと縁があったのですが、

帰国後も一年置きくらいに会っている、今でも貴重な友人の一人。

Fはアメリカ人で日本語も流暢に話します。現在は関西地方の大学で教えているのですが、子ども2人の英語の維持に苦労しているとのこと。

上のお姉ちゃんは、英語を忘れそうになり、中学からインターナショナル・スクールに入れて、なんとか英語を維持できているけれど、悩みは下の子だとか。

日本の公立の学校に通っているそうですが、頑に英語を拒否し、インターナショナル・スクールにも入りたくないと。

そんな彼が久しぶりに会ったSmileを見て、「何をしたら、そんなに英語を維持できるのか」と驚いていました。

友人Fのようなケースは、周りでも少なくありません。日本の環境で日本語との繋がりが強くなれば、英語が遠い存在になるのは十分 あり得るし、

子どもが日本語の小学校に入れば、そうなる場合も多いと考えられます。

日中 家にあまりいない親の方が 英語ネイティヴであれば、なおさら 英語環境を維持するのは大変なこと。

だからこそ バイリンガル育児で特に意識してきたのは、インプットの量でもアウトプットの場でもなくて、

両言語ともに心地よい言語であり続けるように環境を整えることでした。

結果、それがインプットやアウトプットの場にもなったかもしれません。でも、それよりも昔も今も英語と日本語、両方のアイデンティティを育てることの方が大事だと思っているし、

これから Smileのアイデンティティがどう移り変わっていくか分かりませんが、両言語が心地よい存在であり続けたらいいなと思っています。

Smileが幼い頃は英語優位になれば、日本語を多くし、日本語が強すぎて英語が出て来ないときは英語を多くし、

日々 変わるSmileの様子でさじ加減を変えていました。

その中でも大きな存在だったのは、やはりバイリンガルの友達の存在じゃないでしょうか。

日本語も話すし英語も話す、Smileが違和感を感じることなく自然体でいれる環境があったのは とても有り難いこと。

そんなことを友人の話を聞きながら思った夜でした。

4年前の今頃。2歳になったばかりのSmileと友人。