何のためのプリスクール?

4歳10ヶ月。

以前、Smileのプリスクールは インターナショナルスクールとは 違うと書きましたが、バイリンガル幼稚園とも少し異なります(過去の記事『インターではない プリスクール』)。

日本だと、cooperative preschool (親参加型プリスクール)の概念が あまり浸透していないからなのか、なかなかイメージしづらいようです。

「プリスクールでは英語なの?」と聞かれて、そうではないことが多い、と答えると、

「それは 困るね」と言われることもあります。

確かに インターに行かせていて、英語の上達が最優先であったのなら、 わたしも困っていたかもしれません。

でも、Smileのプリスクールでは、言語の選択は お当番になった お母さんと、通う子どもが使う言語次第。

英語が分からない子がいたら、こちらも日本語で声がけすることも多くなるし、

子ども同士も、英語を話さない子が過半数だったら 一日中、日本語です。

反対に 日本語を話さない子がいたら、子どもなりに考えて 英語と日本語を使い分けています。

最近では 引越しや帰国などで、英語しか話さない子は ほとんどいなくなったので、子どもの日本語率は 以前に比べて圧倒的に高くなりました。

半年ほど前、プリスクールでは6割が日本語と書きましたが、今現在は日本語は8割以上でしょうか(過去の記事『英語と日本語の割合』)。

でも プリスクールで大事にしているのは、

  • きちんと挨拶する
  • 「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える
  • 座るべきときは きちんと座る
  • 人の話をきちんと聞く
  • 自分の身の回りのことは 自分でする
  • 散らかしたら 自分で片付ける
  • お友達を思いやる
  • 大人や友達に対して 失礼な態度を取らない

こういったことが 日本語でも英語でも出来るようになること。

英語で読み書きが上手に出来たり、算数が出来ても プリスクールでは すごいことではありません。

上に書いたことが出来なければ、出来るようになるまで 根気強く 子どもと接します。

こういう意味で、プリスクールでの使用言語は さほど重要とはされていません。その言葉が 子どもに伝わることが一番 大切だからです。

Smileがプリスクールに行くのは何のためだろう?

最近、改めて考えますが、言語は2割。上記に挙げたような、色んな面でバランス感覚を身につけて欲しい、という想いが8割。

わたしのバイリンガル育児の軸となるものでもあります(過去の記事『Cooperative Preschoolとの出会い』)。

 

剣道の時間。鉢巻を締めて 気合を入れます。