大人になってからのバイリンガル

3歳7ヶ月。

ゴールデンウィーク明け、法事のため京都へ行ってきました。

少し時間が空いたので、関西に住んでいる 大学院時代からの友人家族に会うことに。

アメリカ人のFは、ハワイでは職場も一緒でしたが、当時から流暢な日本語を話し、日本人なのかアメリカ人なのか時々分からなくなるほど。

Fのお嬢さんも、2人とも10代でバイリンガル。普段、日本人の奥さんは日本語で、Fは英語で会話しているそうです。

日本人のTは、大人になってから英語を本格的に始めたそうですが、発信力もコミュニケーション力にも長けていて、うらやむほどの語学力。

Tの奥さん Jは、10数年前、アメリカから日本に移り住みましたが、翻訳もできるほどの日本語力。

こうした面子なので、会話は日本語と英語を行ったり来たり。Smileも2人のお姉ちゃんと英語で遊び、たまに日本語で遊んだり、自由な空間でした。

そんな空間に居ながら、心地いいなぁと感じるのは、きっと「どちらの言語でもいい」という気楽さがあるからかもしれません。

わたし自身、幼少期をアメリカで過ごしましたが、帰国後は英語のほとんどを忘れてしまったため、長い間 英語に対してコンプレックスを抱いてきました。

そういう意味では、大人になってからのバイリンガルなので、言葉の壁を常に感じながら 大学院生活を生き延びたように思います。

Smileには、そんな風に感じて欲しくない。そういう思いから バイリンガル育児を始めましたが、言葉や国籍の壁を感じずに育ってきたSmileを見ていると、学ぶ機会を与えられているのは わたし自身だと感じます。

自分の考えを両言語で自由に表現できることも大切だと思いますが、それ以上に、気の置けない友人ができたり、言葉や文化の違いを受け入れられるような柔軟性を身につけて欲しい。

気の置けない友人に囲まれながら、そして その場にいるSmileを見ながら そんなことを感じた夜でした。

プリスクールのクッキングクラスにて。黄色いパプリカを持っているのがSmile。切り方ひとつで 断面の見え方が違うことを体験。いろんな角度から見ることも学んでいるようです。